漢字と色が効いた広告

こんばんは、studio prism の奥野です💕 今朝、またコピーとビジュアルが目に留まった新聞広告がありました。今日から10日まで人権週間ということで、その広告です。

ピンクの背景に文字は茶色、強調される文字は濃いピンクです。コピーは、あなたの一言には辛さを「幸せ」に変える力がある、で、ビジュアルは、指で漢字の
辛という字に一を加えて幸という字にしています。メッセージは、「自分だけの力では辛さを抱えて動けない人がいるのも社会の現実なので、少し敏感になって
気持ちをくみとり、お互いを尊重しあう一言を。人権週間を機に考えてみよう」というものです。

コピーとビジュアルが相乗効果でメッセージをより力強いものにしていますが、それが可能なのも漢字ならではです。そして使われている色も、何気なく選ばれたのではないでしょう。

ピンクは、愛、優しさ、思いやり、の色で、人の攻撃性や興奮を押さえる効果があります。そして文字ですが、黒ではなく茶色が使われています。それは茶色を使う事で小さい文字も黒に近い視認性を確保しながら、黒の持つ冷たさや拒絶感のかわりに茶色のぬくもりや安らぎ感をメッセージに込めたかったのでは、と思います。

朝いい広告を見つけると、なんだか嬉しいものです😊

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プロフィール

奥野 香代
奥野 香代淡路島の頼れるカラーのプロフェッショナル
淡路島生まれ。1児の母。
20代30代のほどんどをアメリカで過ごし2009年に帰国。グラフィックデザイン、メイク、と色に携わった仕事の経験を生かすべく、帰国後各種カラー関係の資格を取得し、2013年に起業。サロンでの診断の他、講座・セミナー講師、カラーコンサルタントとして淡路島を中心に活動中。→もっと詳しく
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