即位の礼の色〜黄櫨染と黄丹

こんばんは、studio prism の奥野です💕 先日天皇陛下の「即位の礼」が執り行われました。私もですが、色彩の勉強をされた事がある方なら、天皇陛下と秋篠宮殿下がお召しになられた束帯装束の色を興味深くご覧になったのではないでしょうか?

天皇陛下の束帯装束は黄櫨染御袍と呼ばれる「黄櫨染」色の袍で、「黄櫨染」は真昼の太陽を象徴する色とされ、天皇が重要な儀式の際に着用する衣装です。

秋篠宮殿下の束帯装束は黄丹袍と呼ばれる「黄丹」色の袍で、「黄丹」は昇る太陽を象徴する色とされ、皇太子が儀式の際に着用する衣装です。

「黄櫨染」、「黄丹」はそれぞれ天皇、皇太子のみが着用出来る「禁色」ですが、今回秋篠宮殿下は皇嗣として、皇太子と同様の身分とされるため黄丹袍をお召しになられたそうです。

日本の伝統色名として学んだ「黄櫨染」と「黄丹」。テキストの中の四角やイラストではなく、実際はこういう色なんだな、と思いながら拝見させていただきました。

(写真 宮内庁提供)

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プロフィール

奥野 香代
奥野 香代淡路島の頼れるカラーのプロフェッショナル
淡路島生まれ。1児の母。
20代30代のほどんどをアメリカで過ごし2009年に帰国。グラフィックデザイン、メイク、と色に携わった仕事の経験を生かすべく、帰国後各種カラー関係の資格を取得し、2013年に起業。サロンでの診断の他、講座・セミナー講師、カラーコンサルタントとして淡路島を中心に活動中。→もっと詳しく
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